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住む環境が乳児虐待を引き起こす!?気になる調査結果

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新聞に気になる記事を見つけました。

母親による乳児虐待には母親の年齢や経済状況に加え、住居環境も影響する--。
そんな論文を国立成育医療研究センター社会医学研究部の藤原武男部長らが日本免疫学会誌1月号に発表したそうです。

アンケートが行われたのは愛知県、県と同県の45市町村の強力で子供の「4か月検診」を受けた母親に調査票を配り、6487人から回答を得たそう。
その結果、子供が泣いたり騒いだりしたとき、激しく揺さぶったり、口をふさいだりという行為をしたことのある人は5.4%に上ったといいます。

さらにこうした行動の背景を探ったところ、母親が若い事や経済的な苦しさの他「産後ウツ」の傾向がある、高層住宅の10階以上に暮らしている事も「危険因子」として上がっていたと言います。
逆に「部屋数が多い」「相談相手が多い」という環境で子育てしている母親は乳児虐待につながるリスクが下がると言う事がわかったそうです。

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高層階に暮らすのは乳児虐待の危険因子

高層ビルの高層階に暮らしているということが産後ウツや乳児虐待につながるそ危険因子となる原因は、高層階は静かで赤ちゃんの泣き声に神経質になったり、外出が億劫になって引きこもりがちになるという事が影響している可能性があるそうです。
高層階でなくても集合住宅に暮らしていれば赤ちゃんの泣き声には神経質になってしまうもの。そこに引きこもりの要素が加われば密室育児となり母親はストレスまみれになってしまいますよね。
同じ建物に暮らしていても隣人の顔も知らないのが当たり前の現代、周りに頼れる人がいない状態で育児をするのは本当に辛いものです。
早いうちにそういった危険因子の中で子育てをする人を見つけ、産後ケアと支援をしていく必要があると、論文を発表した藤原部長が話していると言います。

揺さぶりと口ふさぎの危険因子
・母親が24歳以下である。
・第一子である。
・生後4か月の時点で母親が常勤で働いている。
・4か月検診の受診が遅れる。
・高層住宅の10階以上に住んでいる。
・経済的に苦しいと感じている。
・産後ウツの傾向がある。

私たちはとても子育てのし難い時代に子供を産んでしまったのかもしれません。
若い歳で子供を産んでも経済的に育てるのが困難なこの国は、当たり前のように女性に「働け」「産め」と言います。
それなのに子供を持つ母親に冷たい社会、理想と現実が矛盾しまくりです。
早い時期に望まない仕事復帰をしたことで追いつめられるのは母親、そしてその子供。
けれど仕事をしなければ暮らせない、という高い壁。

経済的には余裕があっても、密室育児は母親の心を追い詰めます。
横のつながりの薄い住居環境、そもそも他人とのつながり自体を望まない現代人は「助けを求める」事が下手です。

自分で声をあげられる人は大丈夫なんです。
助けて欲しいのは「我慢」して隠れている人。

どうか、小さな命が奪われる悲しい事件が今よりも減るよう、せめて母親同士が声をかけあって暮らしていきたいものです。

揺さぶりの危険

乳幼児を激しく揺さぶると脳や目がダメージを受け、障害が残ったり死亡したりすることがあります。
これを「揺さぶられ症候群」として最近世界的な問題となっています。

どんなことがあっても、子供にだけはつらく当たらない。
子供の命を「物」としてみる事の無いよう、私たちは心を強く生きていく必要があるのですね。

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